長男
早生まれだし、マイペースだから・・・
出来ないことが多いのは仕方ないのかな
って
そこまで気にならなかったんです。
というよりも
初めての子育てでよくわからない。
周りのママさん達に聞いても、
「大丈夫だよ~」と。
保育園に通っていたころまでは、
本当に手のかからない子でした。
妊娠中も出産時も大きなトラブルもなく、
順調に成長してくれました。
最初は何でもよく食べ、おっとりしていたので、
買い物などに行っても、ほしいと駄々をこねても、
話せばわかってくれるし、
公園などでも、怖がりだったので、
さらっと遊んで帰ろうと言うと、ちゃんと言うことを聞いてくれて、
楽しい育児でした。
幼稚園に入ってから、
おや?と思う事が増えてきました。
でも
幼稚園での生活で出来ない事は、
「早生まれのせい」
信じて疑わなかったんです。
だって、
あんなにいい子。
偏食だけど、ダンスとか全然やらないけど、それもうちの子の個性だし。
お仕度遅くって、先生にいっぱい助けてもらってても、
先生は「長男くん、ほんとにおもしろい~大好き~」
って
何か問題があると先生に言われると思ってたんです。
「長男くん、ちょっと気になります…」みたいなの。
そんなことは言われず…
お友達とも仲良くしていたし、そこまで気にしていませんでした。
小学生になると
たくさんの準備や、やる事が増えてきて、
みんなに合わせることが必要になっていきます。
何度教えても、自分でお仕度できないなぁと感じてきます。
でも早生まれだし、そのうち出来るのかなと。
1年生になり担任の先生はとてもしっかりした学年主任の先生のでした。
そして、
クラスでの様子を聞くと、
おやおや?と思うことが盛りだくさんになってきます。
おやおや??リスト
- クラスで、じっと座っていられなく、廊下に出ることがあります。
- 帰りたいと学校を出て行こうとしたことが、一度あります。
- 月曜日の朝礼が苦手で、月曜日の朝はなかなか学校に入りません。
- お仕度がなかなか出来ず、補助が必要な時があります。
- 大きな音を嫌がります。
え?
やばくない??
と、ここでやっと思います。
でもここでも
「ちょっと・・・」
みたいな話が出るわけでもなく、
「見守っていきましょう」と言われるんです。
「見守る」=マイペースだけど大丈夫
と私の中で変換してたんです。
大丈夫と思いたかったんです。
そして
長男が1年生の秋ごろには次男を妊娠したので、
余裕もなく、もっと大丈夫だと思いたかったのもあります。
2年生になって、
またクラス替えと新しい先生になりました。
この先生が特別教室にいた経験のある先生で
僕に任せてください!!熱血!!!
みたいな先生でした。
妊娠中だし、長男2年生の夏には次男を産んだ私。
もう先生に任せておけば大丈夫だろう、経験者だし~と。
が、
2年生の1学期が一番大荒れの時期で、
先生からしょっちゅう電話がかかってきました。
- 授業中集中できなく、廊下に出たいと言います。
- 帰りたいと学校を出て行こうとして大変でした(2回目)
- 授業のノートを一切取りません。
- お仕度はできませんよね~。
などなど・・・
保護者会でクラスの様子をスライドで見せてもらった時に、
楽しそうなクラス写真に長男がうつってないスライドがあり、
「あれ?休んでないですよね?」と先生に聞いてみると
「あ、その日は近くの保育園の子達を迎える会だったのですが、
作成した作品をあげたくないと言い出し、
それから気分がのらなくなって、一度廊下にいたんです~」と。
同じものをクラスの子が作ってあげると言うと、
気持ちも持ち直したようですが、
物への執着がそんなに出るんだと、聞いたときびっくりしました。
学校の様子を一切話さないので、
小学校での様子を聞くのがもうショックで。
2年生の時は、夫に相談する時も
泣きながら話すことも増えました。
妊婦がワンワン泣きながら話すので、
夫も大変だっただろうなと今は思います。
当時はもういっぱいいっぱいで。
妊娠中、出産後は私自身が余裕もなく、
先生が「見守りましょう」
のスタンスだったので、
「うちの子って、変ですか?障害とかですか?」
って聞きたくても、聞けなかったんです。
一番はショックを受けたくないって気持ちが強かったです。
2年生の3学期になると、
先生から「すごく頑張ってます~1学期はどうなるかと思ってたんですけど~」
と言われだしました。
支援級経験者の先生が頑張ってるって言ってるから
大丈夫なのか?と一瞬思うのですが、
相変わらずな息子。
3学期になると、次男の子育てにも余裕が出だし、
長男の事に目を向けれるようになり、
頑張ってると言われてるけど、
まだまだ出来てない事が気になっていました。
3年生でもクラス替えがあり、
1クラスが減り、
25人くらいから40人くらいになりました。
先生は熱血先生からベテランのおばさん先生になりました。
もうここまで人数が増えると、
絶対先生は長男に手がまわらないだろうなと思っていました。
4月の家庭訪問で、
今年は絶対に踏み込んだ話をしようと私の中で決めていました。
案の定、
授業中じっとできず、ノートも取れない。
お仕度が遅いので、スタートが遅く授業についていけない。
でもテストになると出来る。
もう間違いなく「発達障害」だと思ったので、
「うちの子、なんというか…かわってますよね?」
とまず聞いてみました。
(なんて聞けばよいかわからず、障害というと生々しいなと…)
先生は
「ん~すごく個性的ですよね」
と、ここでも絶対にそうだとか、検査へなんて言いません。
今回はそうですか…と言わず、
「ちょっと気になることも多いので、
まずはスクールカウンセラーの先生にも相談したい」
と、お願いしてみました。
「そうですか…」
という感じでしたが、
スクールカウンセラーの先生へ連絡してくれました。
いざスクールカウンセラーの先生とのお話へ。
今年から新しく赴任されたカウンセラーの先生は
ザ・カウンセラーの先生という感じの、
心地の良い話し方をする男の先生でした。
担任の先生が様子を見てくださいと話しをしてくださっていたので、
長男の授業中の様子をみてくださっていて、
「やはり自分の興味のないことには集中できないようですね」
と。
長男くんの感じだと、
「やはり自分のペースがあって、1対1のほうがいい時もありますね。
週に1度でも支援級へ行ったりすると、
他の時間も落ち着いて授業を受けれるかもしれませんね。」
と言われました。
私は
「3年生になり、いろいろと動き出したい。
見守るのではなく、なにか問題があるのかなど
調べる必要があるのなら、積極的にやっていきたいです。」
とお伝えしました。
「3年生から動き出すのは、すごくいいタイミングですよ」
とおっしゃっていただき、
(いつでもいいタイミングと言われそうですが(笑)
「支援級に行くのに、
発達の診断書が必要になったんですよ。
お母さんがそうおっしゃるなら、
さっそく病院をご紹介してもいいですか?」
と。
ぜひぜひと
発達診断の出来る病院のリストをもらいました。
ずらずら~とありましたが、
先生が調べてくれた評判の良い病院なども聞き
早速電話をしてみることに。
カウンセラーの先生から診断を受けたい人がたくさんで
予約がなかなか取れないかもと
聞いていたのですが、
まずとても有名な近くの病院へ連絡してみると
今で最短で8月と言われました。
近場の病院をどんどんかけてみようと思った
2ヵ所目で「来週空いてますよ~」と。
小さな町医者という感じの小児科でしたが、
早速予約を。
本人になんて説明しようかな…と。
カウンセラーの先生にも
「病院へ行くことを本人になんて言えばいいですかね?」
と聞くと、
うそは言わず、
「風邪をひいたら内科に行くように、ちょっと調べてみない?」
みたいに言ってみてください。
と。
なんて言えばいいか…
けっこう悩んだのですが、検査の日は月曜日で
お休みさせて行くことになったので、
「学校でやる気がでなかったり、するでしょ?
あれ、なんでかなぁ?って。
やる気スイッチどうやったら入れれるかとか、調べたりしてみたいんだけど、
月曜日お休みして、病院へ行かない?」
と聞くと、
「え?注射とかあるの?」
「ないよ、お話とかするだけ」
「じゃ、いいよ。月曜休める~」
と。意外とすんなり受け入れてくれました。
張り切っていざ病院へ!!
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